授業⑱自らの頭で考えて、まとめていく!

取材内容をインタビュー形式の記事に!

今回の授業では、取材チームは、取材した内容を「インタビュー形式」の記事になるようにまとめていきます。

取材した時の、生徒たちの質問と、ゲストの回答をそのまま記事にしても「会話形式」にならないので注意が必要なんですね。会話には「流れ」があるから。

例えば、助産師の羽鳥さんへの取材をまとめているチーム。

(生徒たちの質問)命はいつまで続くとおもいますか?→(羽鳥さんの回答)×××

とあって、いきなり、

(生徒たちの質問)収入っていくらですか?

と続いたら、読んでいる人は「ん?」となってしまうので、話題が変わるときは、実際のインタビューのときのように、「そうなんですね。…ところで話は変わりますが」とか、「つなぎ」の言葉が要ります。あと、なるべく自然な会話の流れになるように、実際に質問した順番と、記事に書く順番を変えるとか。

インタビュー原稿の完成度を高めるため、内容がもの足りないと思ったら、ほかの班で詳しくメモを取っていた人のノートを貸してもらってさらに内容を濃くしていきます。

取材チーム、「終わった」と思っても、ちょっと待って。出来上がって終わり!ではなく、時間いっぱい使って、良いものにするために頑張ります!

探求チームはアンケート内容を熟考

探求チームは、自分たちが考えた「問い」と、その「答え」の調べ方などを模造紙にまとめています。

「命ってなに?」というテーマについて、アンケート内容を考えている班もあります。

「問い」の答えを知るためにアンケートを取ることにした生徒たち。そのアンケート内容を見てアドバイスする磯木さん。

「『全部』っていう選択肢があったら、ひとつを選べない人はみんな『全部』を選んじゃうんじゃない?笑」

はたまた別の班には

「『選択肢』が少なくて選べない人がいるかもしれないから、誰でも必ずひとつは選べるようにしよう!」

などなど。

生徒たちは、磯木さんからアドバイスをもらって試行錯誤しながら、アンケート内容を考え直します。

生徒たちが自らの頭で考えて、「探求」している様子が間近で見られます。その中で、生徒たちが導き出した「答え」はどのようなものになっていくのか、非常に興味深い!

「房総すごい人図鑑」づくりは、終盤戦に差し掛かってきました!次回もお楽しみに!

テキスト:椎葉康祐